正常なプロジェクトの作成後

プロジェクトが正常に作成されると、拡張機能は同期設定を指定する同期ダイアログを自動的に表示します。有効な場合、デフォルトでVisual Studioプロジェクトは単一のstdafx.hを持ち、同期はこのセットアップを処理するよう設定されます。

Perforce QACは複数のコンパイル済みヘッダをサポートしていません。プロジェクトにコンパイル済みヘッダとして同じファイル名の未使用のファイルがある場合、そのファイルを削除するかまたは、ファイル名を変更することを推奨します。


次の2つの同期モードがあります。

デフォルトのモードは、「Visual Studioプロジェクトからファイル、インクルード、定義を抽出」オプションを使用する同期です。このモードを選択すると、ビルドスクリプトを参照して選択する編集ボックスは無効になります。

別の同期方法である「外部のビルドからファイル、インクルード、定義を抽出する」が選択される場合は、実行するバッチファイルへのパスを指定できます。これは、VSプロジェクトをビルドしますが、その一方でプロジェクトプロパティは監視され、Perforce QACプロジェクトプロパティと同期するために使用されます。

[完了]ボタンをクリックすると、選択された同期方法が呼び出されます。[完了]をクリックする前にダイアログを閉じると([キャンセル]ボタンはありません)、同期は行われませんが、空のPerforce QACプロジェクトが残ります。選択された同期設定が保存されます。[プロジェクトの再同期]を選択すると、選択した設定との同期が行われます。

Perforce QACプロジェクトが自動的にアクティブ化され、[拡張機能] > [Perforce QAC] > [プロジェクト] > [Perforce QACプロジェクトを作成します。]オプションが、[拡張機能] > [Perforce QAC] > [プロジェクト] > [Perforce QACプロジェクトを再同期]に変わります。これにより、Perforce QACプロジェクトを手動で再同期して、Visual Studioプロジェクトの変更を反映できます(「Perforce QACプロジェクトの再同期」を参照)。

これ以降、[プロジェクトプロパティ]を変更すると、Perforce QACプロジェクトが自動的に更新されます。Perforce QACプロジェクトに対するすべての変更、またはVisual Studio以外のツールを使用したPerforce QAC環境に対するすべての変更は、Perforce QAC Visual Studio の設定に反映されます。

Perforce QACプロジェクトにはVisual Studioのファイルのみが含まれます。ヘッダファイルでの結果は、解析後に[Perforce QAC解析エクスプローラ]パネルに表示されます。

Perforce QACプロジェクトは1つのVisual Studioプロジェクトと設定に対してのみ作成されます。設定が変更された場合、新しいPerforce QACプロジェクトを作成する必要があります。

例:

- SolutionOne.sln
+ vsprojects
-- TestOne.vcxproj
-- TestTwo.vcxproj
-- TestThree.vcxproj
+ prqa_TestOne_DebugWin32
+ prqa
- prqaproject.xml
+ prqa_TestOne_ReleaseWin32
+ prqa- project.xml
+ prqa_TestTwo_DebugWin32
+ prqa
- prqaproject.xml
+ prqa_TestThree_DebugItanium
+ prqa
- prqaproject.xml